
プログラミングはだれでもできるは本当なのか?
プログラミングに相性は存在しないのか?
プログラミングは文系の人でもできるのか?
など、プログラミングを始めようとするときに疑問に感じることだと思います。
よく、YouTubeやネット、SNSなどで
ポイント
- プログラミングは余裕
- プログラミングは独学で十分
- プログラミングは英語より簡単
などを見かけるのも、これらの疑問をもつ原因になっていると思われます。

「本当に?」
「いやいや、あり得ないだろ!」という感じですよね。
僕は、TechAcademyというプログラミングスクールを卒業後、Web制作に携わり、今はプログラミングやブログについて紹介しています。
今回は、「プログラミングは誰でもできる」ということに関して
ポイント
- プログラミングは誰でもできるのは本当なのか
- 未経験からプログラミングは無理なのか?
- プログラミングがだれでもできるということは?
などについて紹介しようと思います。
目次
プログラミングは誰でもできるというのは?

いきなり
「プログラミングは誰でもできる!」
なんて言われたら怖いですよね。
まずは「プログラミングが誰にでもできる」ということについてみていきましょう。
プログラミングは簡単なのか?
まず「プログラミングは誰でもできる」というのは「プログラミングは簡単」というわけではないと思います。
どちらかというと「プログラミングは誰にでもできる可能性がある」という風にとらえるべきです。

え!ずるくない?
と思うかもしれませんが、これが現実です。
実体験からしても、プログラミングは論理的に考える力が必要で、検索能力も身に付ける必要があります。
また、「分からなくても調べれば解決する」というのも半分正解で半分は間違っていると思います。
プログラミング初心者ですと、まず調べ方がわかりません。
悩む→何時間も調べまくる→全くわからない→プログラミングをやめようかと思う
というのを繰り返すのは日常茶飯事です。

かなり根気がいりますね。
「プログラミングが楽しくずっとできる」という人は問題ありませんが、最近よくある
- プログラミングは稼げる
- プログラミングは楽
- プログラミングはリモートワークで働ける
などによってエンジニアを目指すことは、悪いことではありませんし、挑戦することは素晴らしいことだと思いますが、それなりの覚悟を持つ必要があります。

プログラミングスクールの広告が嘘というわけではありませんよ。
ただ「楽して稼げる」と考えるのは良くないです。
プログラミングができるようになった時の自由度は大きいかもしれませんが、大半の人がその領域にたどり着く前に挫折してしまうでしょう。
プログラミングができる人からすれば、「慣れればできるようになる」ですが、慣れるようになるためにはかなり訓練をする必要があります。

冷静に考えれば当然のことですが、プログラミングも数ある専門分野の一つです。
一人前になるためにはそれなりに努力する必要があるのはだれもがわかることでしょう。
資格や特別な才能が必要ない

プログラミングの大きな特徴として、資格が全く必要ありません。
もちろん、厳密にはプログラミングに関する資格もあるのですが、資格がないと働けないということはありません。
スキルや経験値で判断されることが多い分野ですので、誰でもエンジニアになる資格はあります。

求人でも「学歴関係なし」「○○2年以上の実務経験」などの記載が多いです。


上図は実際の求人票ですが、資格より扱える技術が重視されていることが分かります。
そのため、文系の方やIT業界が未経験の方だとしても、エンジニアをすぐに目指すことができるという点からしても、プログラミングは誰でもできると捉えることはできるでしょう。
実際に未経験でも歓迎している企業は山ほどあります。


上図はグローバル系の企業みたいですが、10名以上の採用をされていますね。
ですが、これはあくまで「エンジニアになる権利がある」というだけで、間違っても誰でも簡単にエンジニアになることができるというわけではありません。
ここまでの話からすると、大半の方がエンジニアを目指すことを諦めてしまいそうですが、決して特別な才能が必要というわけではありません。

無理だ…諦めて違うものを探そ…
とはすぐにならないでくださいね。
プログラミングで重要なことは、何かしらの才能を持っていることよりも、継続することにあります。
実際に今活躍されているエンジニアも継続して取り組んでいたからできるようになったという人が大半です。
資格が必要でなく、特別な才能もいらないということは「誰でもプログラミングを習得して活躍できるようになるチャンスがある」と捉えるのは大切な考えです。

これはプログラミングに限った話ではありませんが、継続するということは予想以上に難しいです。
プログラミングにはその傾向が強く、一人前になる前に挫折する人がかなり多いです。
プログラミングスクールなどの広告の影響

「プログラミングは誰でもできる」という理由として、プログラミングスクールをはじめとする広告の影響が大きいと思います。
プログラミングスクールが運営しているホームページやブログなどでは、決まって
- 未経験からフリーランスになれます
- 弊社のスクールの挫折率はたったの〇%
- 多くの方が転職に成功されている
などの「もしかしたら自分もプログラミングで成果を出せるかも」と思わせるような内容であることが多いです。
もちろん、これらが嘘ということではありませんし、でたらめを言っているということを主張したいわけではありません。
しかし、プログラミングに関する情報を検索した時に、このような内容ばかりですと、プログラミング対して興味がなかったとしてもついついきになりますよね。
場合によってはやや強調してアピールしていることもありますので、これらが「プログラミングは誰でもできる」という錯覚を持たせる原因なのかと思います。

「ひょっとしたら自分でもできるのではないか?」となりますよね。
プログラミングスクールがダメということが言いたいわけではありませんし、個人的にはスクールに通われることは良いことだと思います。

今まで一部の人しかプログラミングに携わることができませんでしたが、スクールのおかげでプログラミングを学習するハードルが下がったのは、まぎれもない事実です。
しかし、あまりにも素晴らしい成功体験やキャリアアップは一部の人ですし、中には挫折して受講する前よりも状況が悪化する人もいることは念頭に置く必要があるでしょう。
本当に簡単にエンジニアになれる人もいる
プログラミングが苦手な人もいれば得意な人もいます。
仮にプログラミンが得意な場合でしたら、周囲の人が感じているよりも楽にプログラミングができているかもしれません。
そういう人たちにとっては「プログラミングは誰でもできる」と感じてしまう可能性はあります。
この動画は少し古めではありますが、できる人にとっては簡単なのです。

学生時代でも自分はできないのに勉強がバリバリできる人もいましたよね。
実際はできない人もいますので嘘になるのですが、悪気があってのことではないでしょうし、得意不得意から生まれるギャップのようなものはプログラミングに限らずあります。
未経験からプログラミングは無理なのか?

ここまでくると、未経験からのプログラミングがそもそも無理なように感じますが、未経験からプログラミングができるようになる可能性はあります。
文系や学歴がない人でもエンジニアになれる
先ほどもお伝えしましたが、文系であったり、学歴がなかったとしてもエンジニアになることはできます。
そもそも、文系であるとか学歴がないというのは学生の時の話ですし、判断材料は国語や数学や英語であり、プログラミングではありません。
相関関係が全くないとは考えられませんが、「学歴がない=何をしてもダメ」ということはあり得ないです。

学歴は不必要にコンプレックスを抱かせる原因です。
一旦学歴のことは無視するくらいで十分です。
僕の周りにもいた話ですが、「文系だから無理」と、最初から思考停止で諦めてしまうのは非常にもったいないです。
僕からしたら「なぜやったこともないのに先入観だけで自分の可能性をつぶすような判断をしてしまうのか」という感じです。
できるかできないかはやってみないとわかりませんし、絶対に無理ということはありませんので、まずは触れてみるというところからで良いのではないでしょうか?

興味があれば、とりあえずトライです。
失敗するかもしれませんが、挑戦しなければ変化はゼロです。
プログラミングに相性はある
ただ、プログラミングにも相性あると思います。
先ほどお伝えした、学歴や文理はあまり参考にならないように感じますが
- デスクワークでも問題ないか?
- 分からないことがあってもすぐに諦めずに継続できるか?
- 細かい作業が続くけど大丈夫か?
- 考える作業が続くけど耐えられるか?
のようなことが何よりも大切なように感じます。
むしろ、これらが問題なければおそらくエンジニアになることはできます。
このようなことはプログラミングに取り組む前にもある程度は分かることですので、始める前に考えておくようにしましょう。

もちろんすべて満たさなければダメというわけではありませんよ。
意識したいのは、プログラミングの能力だけでなく、プログラミングを始めることによる環境の変化です。
挑戦するということは変化することですので、プラスの部分だけでなくマイナスの部分も考慮すると、後で後悔する可能性は下がります。
年齢がかなり関係する
これはもしかすると知らない人もいるかもしれませんが、プログラミングに年齢は大きく関係します。
というのも、プログラミングを新しく始める年齢として適切なのは20代までです。
エンジニア業界というのは比較的若いことが多いので、20代ならチャンスは山ほどありますし、プログラミングの経験がなかったとしてもポテンシャルだけで採用されることもあるでしょう。


若い人材は取り合いですね。
これは、プログラミングができる人を雇うのではなく、ゼロからプログラミングができる人を育成するという方針があるからですが、これらの考えが30代以降は徐々に厳しくなります。
実際にプログラミングスクールの転職保証も20代までであることが多く、高くても30代前半くらいのことが一般的です。
エンジニアという業界の特質上年齢は大きく関係しますので、もし30代でプログラミングを始めようとするのでしたらそれなりにリスクはあります。
プログラミングだけに固執するのではなく、他の働き方も模索してみるべきかもしれません。

年齢が大きく関係するのはエンジニアへの就転職のことですので、年齢が高いからプログラミングができないというわけではありません。あくまで可能性の話です。
「プログラミングは誰でもできる」に対しての個人的な意見

「プログラミングは誰でもできる」というのには様々な要因があるように感じますが、最終的には捉え方次第かなと思います。
そもそもプログラミングに限らず「誰でも」というのは存在しませんし、まして全員がプログラミングで成功するのは噓でしょう。
また、「誰にでもプログラミングができるようになる権利がある」という観点で考えれば、最近は無料で転職までできるプログラミングスクールもあるのでおおよそ間違いではありません。

ここら辺の論争は面倒くさいですし、最終期には自分が何を信じるかですね。
プログラミングに関する情報を調べる時も、本人の元々の考え方次第でバイアスがかかりますので、どちらか一方の意見をきくだけでなく、多面的に考える必要があるように感じます。
プログラミング以外でも、過去の経歴や周りの意見だけで簡単に諦めてしまったり、挑戦することを拒むことは良くありません。
しかし、逆に突出した結果や成功体験だけを見て、安易に始めると後で痛い目を見る可能性があるのは確かでしょう。
ただ、どちらか一方を決めるとすると、僕はそれでも挑戦することをおすすめします。
実際あれこれ言ってもやってみないとわかりませんし、案外やってみると粘って継続できるかもしれません。
「絶対」や「誰でも」というのを信じるのはダメですが、行動しないのはもっとダメなように思っています。

挑戦できないことは何よりの問題です。
気になるならとりあえず無料相談でも受けてみると、考え方が変わります。
まとめ【迷ったらプログラミングを始めてみよう】

今回はプログラミングは誰でもできるは嘘ということに関してお伝えしてきました。
常識的に考えて誰でもということはあり得ませんが、それでも最近は少しずつプログラミングの取り組みやすさは改善されているようです。
本記事でも紹介したように、「誰でもプログラミングができるようになる権利がある」というのは確かなことです。
ですので、特に10代や20代のような方にはどんどん挑戦してもらいたいなと思っています。
成功するか失敗するかは個々によって違いますので何とも言えませんが、成功しても失敗してもそれから学べることはあります。
行動しなければ何もしなかったのと同じことになってしまうので、結果にこだわることなく行動してもらえたら嬉しいです。
プログラミングを通して、何かしらのきっかけや学びが得られることを願っています。