
フロントエンドとバックエンドは何が違うの?
フロントエンドとバックエンド学ぶならどっちが良い?
フロントエンドとバックエンドの将来性はどう?
などの疑問があると思います。
フロントエンドとバックエンドの話は頻繁にされていますし、この件に関して疑問を持つ人は多いと思います。
フロントエンドは良くないという人もいますし、バックエンドのは将来性がないなど、どっちが良いか分からなくなりますよね。
今回はそれぞれの特徴と違いについて紹介しようと思います。
フロントエンドとバックエンドはどちらが良い?

結論から述べますと、僕はフロントエンドのほうが良いと思います。
もちろんこれには賛否両論あるのですが、どちらか片方だけと言われたらフロントエンドをおすすめします。
そもそもフロントエンドとは?
まず、フロントエンドというのはユーザーと直接かかわる部分(Webサイトの見た目など)を意味します。
つまり、フロントエンドエンジニアというのはWebサイトの見た目を整えたり、Webサイトを作成したりなどをするのが主な仕事となります。
使われるスキルとしては、HTMLやCSS、JavaScript、Wordpress 、PHPなどとなります。
ざっくりした説明をしますと、自分がしたことの変化がつかみやすく、また、ユーザーとの距離が近い分、取り組みやすいという特徴があります。
バックエンドとは?
今度はバックエンドなのですが、バックエンドは一般的にユーザーが見ることのないサーバーやデータベースを指します。
主に使われるスキルとしては、PHPやRuby、Java、Python、C、C++などとなっています。
こちらも先にざっくりと説明しますと、自分がしたことの変化が現れにくかったり、ユーザーとの距離が遠いという特徴があります。
どちらかというと、バックエンドの方が黙々と作業している印象があり、多くの人がエンジニアとして想像するのはバックエンドのような仕事にあたると思います。
フロントエンドとについての詳細

将来性
フロントエンドの将来性はありますが、求められるスキルや範囲は広がるでしょう。
これまでは、フロントエンドのというと、HTMやCSSが中心で、そこにJavaScript(jQuery)が加わったようなものが主流でした。
しかし、最近では、HTMLやCSS、JavaScriptが扱えるのは当然となっており、VueやReactなどのフレームワークやバックエンドの知識、デザインの知識などが求められつつあります。
また、ノーコードでの開発で、ある程度のクオリティのWebサイトはできてしまうというところにも懸念点があります。
つまり、HTMLやCSS、JavaScriptのような知識だけですと将来性はあまりないように感じますが、それ以外の知識を身に付け続けることによって一定の需要は維持し続けるでしょう。
給料
フロントエンドエンジニアの最新の平均年収は598万円となっており、日本の平均年収と比較すると高い結果となっています。
ただし、僕の考えとしては、先ほどのHTMLやCSSだけで仕事をしている人の中にはコーダーやマークアップエンジニアと言われることがあり、比較的給料が低いという特徴がありますので、その人たちもフロントエンドエンジニアとして考えるともう少し平均年収は下がるように見込まれます。
つまり、HTMLやCSS、JavaScriptだけの知識ですと、給料が低い傾向にありますが、フロントエンド周辺の知識も身に付けることやスキルを向上させることによって、年収アップを図ることができます。
本当にこのよう感じで、フロントエンドエンジニアでもフレームワークを活用したりすることで1,000万越えのエンジニアになることは十分可能です。
学びやすさ
フロントエンドはプログラミング初心者であっても学びやすいという特徴があります。
先ほどもお伝えしましたが、フロントエンドは自分がしたことが変化として表れやすく、モチベーションの維持がしやすいです。
また、フロントエンドを扱うプログラミング言語はほかの言語と比較しても習得が容易で、独学でも学びやすいという特徴があります。
しかし、習得が容易な分、ライバルも多くなるので、差別化を図るためには基本的な知識だけでなく、スキルの幅を広げる必要があります。
バックエンドについての詳細

将来性
バックエンドの将来性もフロントエンドと同様にあります。
バックエンドと調べると将来性がないようなことも書かれていますが、主に論点になっているのはクラウドやプラットフォームによって自動化されるため、バックエンドの仕事がなくなるのではないかということです。
ですが、バックエンドの仕事がなくなることは無いでしょう。
確かに、一部の作業は自動化されるかもしれませんが、そもそもバックエンドといっても
など様々な分野がありますので、これらがすべて自動化されてなくなるというのは考えられません。
もちろん、長い年月で考えれば徐々に自動化されたりするのは確かですが、ここ十数年程度で考えれば特に気にする必要はないでしょう。

将来が不安という人もいますが、僕たちの常識も日々アップデートされますので、気にしすぎないのも重要かなと思います。
10年前と言えばやっとスマホが広まってきたころですし、今流行りのインスタやTikTokなんて想像できませんでしたよね。
給料
バックエンドの年収は400万~800万ほどといわれており、フロントエンドとの比較が難しいですが、若干低いように感じます。
しかし、フロントエンドにはコーダーなのもいますので、それらも考慮するとバックエンドの方が年収の幅が小さく安定性があり、平均年収で考えてもフロントとバックの間にそれほど差はないように感じます。
バックエンドは扱う内容が難しい分、フロントエンドのように様々なスキルがいるわけではなく、特定の言語やサーバーの知識だけでも需要があることがあります。
もちろん、将来的なこと考えれば少しずつでもスキルの幅を広げる必要はあります。
学びやすさ
学びやすさは残念ながら無いように感じます。
というのも、バックエンドで扱うプログラミング言語は難しく、PHPやRubyは比較的簡単といわれていますが、間違いなくフロントエンドよりは難しいですし、初心者がすぐにできるようなものでもありません。
また、プログラミングだけでなく、サーバーやデータベースの知識も必要になってくるため、一通りの作業ができるようになるまでにかなりの時間が必要になると思います。
バックエンドは仕事をしながら覚えていくことや、企業に属して集団で開発や設計することが一般的ですので、独学でスキルを伸ばしにくという懸念点もあります。
バックエンドが無理ということはありませんが、学びやすさで考えるとどうしてもフロントエンドですね。
フロントエンドとバックエンドに関しての個人的な見解

冒頭でも述べましたが、僕の考えですと、フロントエンドをおすすめします。
主な理由としては、
のようになります。
より多くの人が取り組みやすいのはフロントエンド
フロントエンドの方がプログラミング未経験の人も含めて万人受けすると思います。
確かに、理系で想像するような細かい仕組みづくりやエンジニアから想像されるのはバックエンドの方であり、エンジニアが好きな人の場合はバックエンドを推すと思いますが、最近は文系や主婦の方もエンジニアに挑戦されているので、総合的に考えるとフロントエンドになります。
フロントエンドがバックエンドから非難されたり、下に見られたりするのも、バックエンドの方が賢そうで理系の雰囲気があるなどのことが多いので、そこら辺を気にしなければフロントエンドで十分だと思います。
一つ注意点としては、バックエンドからフロントエンドになることは可能でも、フロントエンドからバックエンドになるのは難しいです。
なんとなく想像すればわかると思いますが、理系から文系に代わることはできても、文系から理系になるのは難しいのと同じようなものです。
扱うスキルが簡単な分、モチベーションを維持しやすい
これも先ほどの内容と被りますが、フロントエンドの方が簡単で視覚的にとらえやすい分、モチベーションの保ちやすさがあります。
バックエンドの方が視覚的にとらえにくく、細かい作業が続きますので、苦手な人にとってはかなりつらく感じると思います。
もちろん慣れの部分もあるので一概に決めつけることはできませんが、フロントエンドの方がモチベーションは維持しやすいでしょう。
完全にプログラミングのみというわけではない
バックエンドはプログラミングもサーバー管理なども、システムを構築したりプログラミングを書いたりなど、同じような文字や数字を追う作業が続きますが、フロントエンドは異なります。
フロントエンドの方はデザインやマーケティングとの関連性もあるため、ただプログラミングをするだけでなく、ユーザー目線のデザインの知識やコミュニケーション能力が必要になります。
つまり、バックエンドの方は比較的エンジニアだけで完結することが多く、フロントエンドの方はエンジニアという枠を超えたコミュニケーションをします。
これは完全に個人差があるので決めつけることはできませんが、個人的にはプログラミングだけでなく、デザインやマーケティングなどと関連性があり、人のつながりがあったほうが好きなのでフロントエンドが好きです。
そのような作業が苦手な場合はバックエンドの方が向いているかもしれませんね。

独学でも学びやすい
バックエンドは基本に限っては個人で学ぶことも可能ですが、本格的に学ぶためには実務を経験するしかありません。
というのも、バックエンドはフロントエンドよりも機密性が高く、また、サーバーなども扱いますので、個人の開発ではどうしても限界があります。
企業に属して大量のデータを扱うような経験をしなければバックエンドエンジニアとして成長するのは難しいでしょう。
さらに、バックエンドは一人で開発することはほとんどなく、数人から大人数で開発することが一般的です。
以上のことから、バックエンドは実務でしか経験できないことが重要になるので、独学はあくまで基礎を身に付ける手段といったところでしょう。
一方のフロントエンドですと、Web制作などは個人で完結することができますし、オンラインにも対応していることが多いので実務的な部分に関してもバックエンドと比較すると独学でも学びやすい印象があります。
学びやすければ仕事以外でも経験を積みやすいですし、プログラミング初心者であっても対応がしやすくなります。
学びやすさの観点からしてもフロントエンドの方が良いですので、挫折することなどを考えたらどうしてもフロントエンドを推してしまいますね。
具体的な理由は以上となりますので、良ければ参考にしてみてください。
まとめ

今回はフロントエンドとバックエンドの違いや特徴などについてお伝えしてきました。
結論としてはフロントエンドを推す形となりましたが、目的によって変わってきますので最終的には好きな方や興味がある方で良いように思えます。
例えば、プログラミングを極めたければフロントもバックもできるようにならないといけないのでバックから学ぶのは得策だと思いますし、給料アップなどを考えてエンジニア転職を考えている場合なら、いきなり難しいバックエンドに触れるよりも、続けられる可能性が高いフロントエンドを学んでみるなど様々な方法があります。
給料や将来性を考えることも大切ですが、価値あるスキルを身に付けられなければどっちの道に進んでも需要は期待できませんので、大切なのは自分がやりたいことを知ることや、どのような働き方を望んでいるのかなどを具体的にするのが一番かなと思います。
もし自分の進路で悩んでいる場合は、ZeroPlus Gateやテックアカデミーの無料相談をしてみるのが良いのかなと思います。
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テックアカデミーも同様に、無料で相談することもできますし、7日間の無料体験も用意されています。
無料の範囲で利用できることもありますので、自分一人で考えるのではなく、プロの方に相談することでより具体的な進路を確立してみてはどうでしょうか?
最初の一歩を踏み出すことは非常に勇気のいることだと思いますが、考えているだけでは前に進まず時間だけが過ぎていきますので、勇気を出して挑戦してみてください。
本記事をきっかけに、一人でも多くの方がエンジニアの道に挑戦されることを楽しみにしています。