SEOで集客するのは古い手法なので、取り入れても無駄なのではないだろうか?
SEOよりも広告やSNSの方がインパクトがありそうだよな?
広告は利用しているが、SEOも追加で行った方が集客につながるかな?
のように、SEOについて悩むことも多いですよね。
確かに、即効性も求めるなら広告の方が早いですし、ターゲットによってはSNSの方が訴求しやすいこともあるでしょう。
しかし、ここでSEOを諦めてしまうと、長期的に獲得するはずだった収益を逃す可能性が高くなります。
そこで本記事では
- SEOがオワコンと言われている理由
- SEOで集客するメリット
- SEOをオワコン化させないためにすべき対策
などについて紹介します。
「本当はSEOで集客したいけど、効果があるのか分からない」と思っている人は、本文を見ればSEOの良さが一発でわかります。
本記事を参考にして、SEOでの集客に挑戦していきましょう。
SEOがオワコンと言われている5つの理由
SEOがオワコンと言われている理由は以下の5つです。
- Googleのアルゴリズム変化が激しい
- 競合が多すぎて勝つことができない
- SNSや動画サイトの普及によってアクセスが集まらない
- AIによる代替で記事が読まれなくなる
- SEOで効果が出るまでの時間とコストが負担になる
詳細を見ていきましょう。
1.Googleのアルゴリズムの変化が激しい
SEOのアルゴリズムは毎日のように変化しています。そのうえ、アルゴリズムが変化する原因であるGoogleの規定は、一般的に公開されていません。
仮にSEOに詳しいマーケターであったとしても、完璧な答えを出すことは難しく、以下のようなことを行います。
- 一般的に正しいと言われていることを頼りにする
- 自分自身の経験に従う
- 実際にPDCAを回しながら確かめる
ただし、確実性に欠けることはSEOに限らず、広告やSNSにも共通しています。
SEOで集客することは簡単ではありませんが、アルゴリズムに沿った正しい施策ができれば、成果を出すことは可能です。
2.競合が多すぎて勝てない
一昔前ですと、SEOの価値が認識されておらず、集客手段としてSEOを用いる企業は多くありませんでした。
しかし、SEOで集客できることが広く認知された現在では、企業だけでなく個人の参入も増えてきたため、競合の数が多くなりました。
SEOはWeb上でのポジションの取り合いですので、競合が多くなればなるほど、自社で獲得できる利益も限られます。
SEOで戦うには、競合が少ない領域を探したり、自社のポジションを確立させることが求められるでしょう。
3.SNSや動画サイトの普及によってアクセスが集まらない
ネットで調べると言えば検索しかない時代もありましたが、今はSNSや動画コンテンツがあるため、自分の好みに合わせた調べ方ができます。
以前と比較すれば、以下のようにネットで検索するという行為が少なくなっているため、オワコンと言われも不思議ではありません。
- 高い商品を購入するとき
- 複数の商品から欲しいものを選ぶとき
- 口コミではなく、できるだけ正確な情報が欲しいとき
しかし、SNSなどで調べられますが、あなた自身も検索を全くしないということはないでしょう。
特に「これが欲しい」「こんな疑問を解決したい」と、悩みが明確なときは検索するものです。
Googleでの検索が調べる手段の1つとなっただけですので、これだけでオワコンとは言えません。
4.AIによる代替で記事が読まれなくなる
今やchatGPTによる自動文章生成や、Google検索に生成AIを導入したSGEなど、AIによる影響が大きくなっています。
以下がSGEの内容です。
“今回の新たな取り組みにより、ユーザーがより早くトピックを理解したり、新しい視点や洞察を発見したり、知りたい情報により簡単にアクセスしたり、複雑で時間のかかる作業をより効率化できるようサポートします。”
引用元:Google Japan Blog|生成AIによる検索体験(SGE)のご紹介
特にSGEは、次のように検索結果の上位に表示されるものですので、間違いなくSEOへの影響はあります。
SGEの内容だけでユーザーが満足するような悩みであれば、クリック率は下がるでしょう。
対策としては、SGEでも出せるような一般論ではなく、独自性や信頼性の高いコンテンツ作りなどが挙げられます。
5.SEOで効果が出るまでの時間とコストが負担になる
SEOの問題点としては、集客の効果が出るまでに時間がかかるため、初期投資が負担になりやすいことです。
特に広告運用はお金が必要ですが、出稿さえしてしまえばすぐにでもユーザーの流入を期待できます。
そのため、即効性を求めるなら間違いなく広告を出した方が良いでしょう。
SEOを始めたとしても、最低半年は種まきの時期となりますので、費用対効果の面から考えてオワコンと言われています。
SEOでの集客を考えるなら、長期的な視点を持って取り組めることが必須条件です。
SEOで集客するのメリット3つ
SEOで集客するメリットは以下の3つです。
- 長期的に見て費用対効果が高くなる
- 自社にとって資産的な価値となる
- 購買意欲の高いアクセスを集められる
SEOの特徴を把握し、自社の集客に役立てていきましょう。
1.長期的に見て費用対効果が高くなる
SEOの最大の特徴は、長期的に見て費用対効果が高く、利用する期間に比例して効果を実感できる点にあります。
SEOは短期的な集客は苦手としますが、その分長期的な集客には非常に相性が良いです。
広告でユーザーを集めるためには出稿し続ける必要があり、いつの間にか想定以上の費用となることもあるでしょう。
しかし、SEOなら一度コンテンツを作り上げてしまえば後は微調整だけなので、長期的な集客では広告よりも優れています。
2.自社にとって資産的な価値となる
広告はどれだけ新しいものを作ったとしても、出稿を停止してしまえばその時点で集客はゼロになるため、資産的な価値はありません。
しかし、SEOで以下のような記事やサイトを作っておけば、半永久的にWeb上に自社のコンテンツが残り続けます。
- メディアサイト
- ECサイト
- ホームページ
どのようなコンテンツであれ、資産的な役割をもってユーザーを集めてくれるのは望ましい状態です。
ホームページやECサイトにしても「作ったら終わり」ではありませんので、SEOのスキルを用いて集客を加速させていきましょう。
3.購買意欲の高いアクセスを集められる
SEOでは、既存のコンテンツに対して勝手にユーザーが集まるため、何かしらの悩みを抱えていることが多いです。
悩みを解決すべく、購買やサービスの導入などの行動につながりやすい流入を見込めます。
一方のSNSでは、ユーザーにコンテンツを届けることはできても、対象が幅広く購買につながる割合が低いです。
ぱっと見のインパクトだけですとSNSや動画の方が良いこともありますが、集客の質で考えればSEOが勝つこともあるでしょう。
SEOをオワコン化させないためにすべき対策5つ
SEOをオワコン化させないためにすべき対策は、以下の5つです。
- E-E-A-Tを満たすコンテンツを作るようにする
- ジャンルやキーワードを絞るようにする
- 読者ファーストのコンテンツ作りをする
- 検索意図を満たすようにする
- SEO以外の集客も行うようにする
それぞれ詳しく解説していきます。
1.E-E-A-Tを満たすコンテンツを作るようにする
まずは、E-E-A-Tというものを満たすコンテンツを作るようにしましょう。
E-E-A-Tとは、以下のようになっており、SEOで集客するための重要な要素です。
- E:Experience(経験)
- E:Expertise(専門性)
- A:Authoritativeness(権威性)
- T:Trust(信頼)
つまり、適当にコンテンツを量産するのではなく、専門知識や独自の情報をもとにして作るのが好ましいです。
企業であるなら、自社オリジナルの情報や独自に調査したアンケート情報などを用いれば、E-E-A-Tを満たしたコンテンツが作れます。
2.ジャンルやキーワードを絞るようにする
SEOの効果を高めるために、ジャンルやキーワードを絞りましょう。
同一のジャンルやキーワードに絞り込むことで、先ほど紹介したE-E-A-Tの専門性や信頼が満たしやすくなります。
そのため、自社で英会話を扱っているなら英語に関するコンテンツを、プログラミングスクールならプログラミングに関するコンテンツで揃えるのが大切です。
くれぐれも「他社にもあるコンテンツだから」のような理由だけで取り入れないようにしましょう。
3.読者ファーストのコンテンツ作りをする
SEOで最終的に必要なことは「読者ファーストを満たすコンテンツ作り」であり、決して機械的なデータやノウハウではありません。
そのため、以下のような理由だけでコンテンツを作ることは望ましいくありません。
- 何となくデザインがキレイだから
- 自社のカラーを発揮できるから
- 自社の製品のポイントを伝えられるから
考えるべきことは「本当にユーザーのためになるのか」「ユーザーがストレスなく閲覧できているか」などです。
ユーザーのことを考えないコンテンツを作ると、サイトだけが独り歩きしますので、絶対にしないようにしましょう。
4.検索意図を満たすようにする
SEOで集客するためには、ユーザーの検索意図を満たす必要があります。
検索意図とは、以下の場所にどのような理由で検索キーワードを入力したのかということです。
たとえば「SEO オワコン」と入力した人では
- 集客に困っているが、SEOが使える手法なのか不安がある
- SEOで集客できる仕組みが分からずに悩んでいる
- SEOで集客したいが「SEO オワコン」という声があるから怖い
などの検索意図があるでしょう。
仮に「SEO オワコン」と検索した人に対して、広告運用の手法を解説していてはユーザーに嫌われます。
つまり、SEOで集客するためには「なぜユーザーが特定のキーワードで検索するのか」を考えなければいけません。
5.SEO以外での集客も行うようにする
SEOで集客するためには、SEO以外の集客も必要です。
一見矛盾しているように思えますが、SNSからサイトへユーザーが集まることで、SEOの評価も高まります。
そのため、以下のような2つのサイトがある場合、後者が有利になるということです。
- SEOにだけ力を入れており、サイトへの流入は検索のみ
- SEO以外も取り組んでおり、インスタやXからの流入もある
SNSはコンテンツを併用して利用できるので、余力があるなら同時に運用していくと良いでしょう。
メディア全体での集約性がアップするため、売上の向上に貢献しやすいです。
まとめ
本記事では、SEOがオワコンと言われている理由と対策方法について紹介しました。
SEOは、以前のように小手先の手法は通用しなくなりましたが、正しい方法で取り組めば集客に繋がります。
SEOでの集客には、以下のようなメリットがありますので、ぜひとも活用していきましょう。
- 長期的に見て費用対効果が高くなる
- 自社にとって資産的な価値となる
- 購買意欲の高いアクセスを集められる
SEOの性質上、すぐに集客に貢献することは難しいですが、長い目で見れば大きな資産を獲得することになりますよ。