子どものプログラミング

プログラミングは子供にとっては無駄なの?_学ぶ意味はあるのか?

プログラミングは子供にとっては無駄なの?_学ぶ意味はあるのか?

ぶたっち

大学生時代にプログラミング学習を始め、Web業界に興味を持つ。
スクールでプログラミングを勉強し、プログラミングのインターンに参加する。
プログラミングスクールに通ったこと、未経験からプログラミングを学んだこと、徹底的にプログラミングスクールを比較した経験をもとに、プログラミングについての記事を執筆中。

プログラミングは話題だけど、スクールや教材を使う必要はあるのか?
プログラミングは学校の授業だけで十分なのではないか?




という悩みにこたえていこうと思います。



2020年に小学校でのプログラミング教育が一般化して以降、プログラミングに触れる機会が多くなったのではないでしょうか?



ですが、それと同時に



  • 今まで必要なかったものだから重要性は低いのでは?
  • プログラミングのためにお金を使う必要なんてあるの?
  • 英語と同じで学校で習うだけだよね?



などなど、プログラミングに振り回されている人も多いと思います。



結論、学校で学ぶ程度でしたらわざわざ追加でお金を出す必要はないでしょう。



困ったときに教材やスクールを検討するくらいで大丈夫です。





ただし、プログラミングには教育以上の価値があります。



そして、その価値を理解できるかがプログラミング教育の分かれ目となりうるかもしれません。



ですので、本記事では



ポイント

  • 子どもがプログラミングを学ぶことの大切さについて
  • プログラミングが無駄だという考え方について
  • 将来的なプログラミングの価値について
  • 仕事をする上で、プログラミングやWeb、IT、AIの重要性について



などについて紹介します。



それでは見ていきましょう。


料金が安めで、おすすめのスクールは以下の記事から確認できます。



合わせて読みたい




プログラミング教育が無駄といわれる理由について




プログラミング教育は子供にとって無駄なのか?



子どもにプログラミングの習い事をさせる意味はないのか?




プログラミング教育に関する意見は様々なものがあり、中には否定的な意見も見受けられます。



それでは



『どのような点でプログラミング教育が否定されているのか?』






についてですが、主に以下のような内容になります。




ポイント

  • プログラミングにこだわる必要がない
  • プログラミングのためにお金を使う理由がない
  • 思考力はプログラミング以外でも身につく
  • 学校で学ぶプログラミングだけで十分
  • 本格的なプログラミングは不要




順番に見ていきましょう。


プログラミングにこだわる必要がない


子どもが勉強することはプログラミング以外にもたくさんあります。


学校で習う算数や英語、趣味で学ぶスポーツや音楽など、挙げだしたらキリがないくらいあります。



その中でプログラミングを選ぶ必要があるのか?



個人的には



『プログラミングである必要はないが、選択肢の一つとして考えるのは重要』



という風に考えています。







実際に学研教育総合研究所の統計調査からも、就学前から習い事をしている子供は全体の56.1%と半数以上であり



ポイント

  • 1位:水泳(21.8%)
  • 2位:英語塾・英会話(12.6%)
  • 3位:体操教室(11.5%)




のようになっています。



その他にも、音楽教室、サッカー、ダンス、習字、そろばんなどが上位を占めています。




これを見ると



やはりプログラミングは子供には不要なのでは?




と思えてくるでしょう。




ですが



ポイント

  • 4位:通信教育(10.5%)
  • 15位:プログラミング・ロボット教室(0.8%)
  • 18位:プログラミング、動画制作以外のPCスキル(0.5%)
  • 24位:動画制作・編集(0.2%)




と、プログラミングやパソコンでの学習がランクインしていることも確かです。



プログラミングに関しては15位と、子どもの習い事の代表的な水泳や音楽などと比べると劣る部分はあります。



ただ、プログラミングやロボット教室の歴史は水泳などから比べると浅いものです。




それにもかかわらず、プログラミング関連の習い事がランクインしているということですので




『以前と比べると、少なからずプログラミングやPCに対する関心が高まっている』




ということになります。




プログラミングやロボットに対する関心が高まっているということは気にするべきことだと思います。




プログラミングのためにお金を使う理由がない



プログラミングのために高額なお金を使うのはもったいないのではないか?



確かにその通りだと思います。



プログラミングを学ぶことが大切なのは分かっていても、費用に対する価値が分からないと…



ですが、プログラミングは無料の範囲でも十分学ぶことができます。



以下は無料で使えるプログラミング学習の一覧になります。



価格対応機器対象年齢
Scratch
(スクラッチ)
無料パソコン / タブレット など小学校低学年~
教育版レゴ®
マインドストーム®
EV3 プログラミング
無料パソコン /タブレット / Android など10歳~
プログラミングゼミ無料パソコン /タブレット / Android / iPhone / iPad / Mac など小学校1年生~
Viscuit
(ビスケット)
無料パソコン /タブレット / Android / iPhone など4歳~
Progate無料 / 月額1,078円パソコン /タブレット / Android / iPhone など小学校高学年~



他にも無料で利用できるプログラミングサイトはあります。



まずは無料の範囲から始めてみて、興味があればその後に有料スクールに通ってみるのも良いかもしれません。




ただし、無料サイトで独学する場合ですと




『最初はパソコンやスマホの使い方を子供に教える必要がある』



という難点があります。



親がプログラミングについての知識を持っておく必要がありますので、手間がかかるのはどうしても避けられないでしょう。


思考力はプログラミング以外でも身につく



プログラミングといえば思考力です。



ただし、思考力に関してはプログラミング以外でも身につくのではないか?



という疑問があると思います。


これも、まさにその通りだと思います。



プログラミング以外でも、算数やパズル、実験などのでも思考力は自然と高まりますよね。




では



『なぜプログラミングと思考力がセットで考えられているのか?』



と疑問に持ったことはありませんか?




理由としては、ただ思考力が身につくだけでなく、プログラミング的思考が身につくとされているからです。



プログラミング的思考とは文部科学省で以下のように定義されています。




自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

文部科学省『小学校プログラミング教育の手引(第三版)』



つまり



ポイント

  • ゴールに到達するまでの動きを細かく分解する
  • 効率的に動くルートを考える
  • 試行錯誤しながら最適なルートを導き出す



と言うものになります。



思考力はプログラミング以外でも身に付きます。



ただし、プログラミングでしか学べない考え方があるということは理解しておくべきでしょう。




ロボットなど、手を動かしながら楽しく学ぶこともできます。
座学が苦手な子供でも、対応次第では学ぶことができるのも魅力です。



学校で学ぶプログラミングだけで十分



また、学校で学ぶプログラミングだけで良いのではないか?



という考えです。

これは



『英語は学校で学ぶものだけで、留学や海外経験は必要ない』



といっているのとほぼ同じです。



もちろん、子どもとの相性もありますので、学校だけで十分というのも考え方の1つです。



詳しくは以降で話しますが



『本当に学校のプログラミングだけで必要とされているプログラミングはできるようになるのか?』



という点に疑問を持つ必要があるのかなと思います。




授業のためにプログラミングを追加で勉強する必要性は小さいです。
ただ、学問としてどう捉えるかというところです。




本格的なプログラミングは大人になってから



本格的なプログラミングは大人になってからで良いのではないか?


これも1つの考え方だと思います。



無理してプログラミングを学ぶことで苦手意識が付くなど、必ずしもメリットばかりではありません。



ただ、先ほども紹介したように、プログラミングに対する関心度は年々高まっています。



もしかすると


『プログラミングでカタカタ遊べるのが当然』


という未来が来るかもしれません。



将来のことを考えて、子どものうちから少しでもプログラミングの経験を積ませておく


というのが、子どもにとってプラスに働く可能性は十分にあると思います。

義務教育のプログラミング必修化について




2020年から義務教育でプログラミングが必修化されたことはご存じの通りです。




では、なぜプログラミングが必修化されたのでしょうか?


深掘りしてみましょう。


プログラミング的思考が重要視されている



1つはプログラミング的思考を身に付けてほしいということだと思います。



これからはプログラマーだけに限らず、より多くの人がプログラミングやITといった分野に携わることでしょう。



まして、今の子供たちが大人になる10年、20年後の世界は想像もつきません。



つまり、私たちの常識が通用しないということになります。



今はプログラミングができなくてもさほど問題はありませんが、将来は分かりません。




より高度なWebやITの知識が求められるため、義務教育として学ぶというのは変な話ではありません。



想像できない人は、英語で考えてみてください。
自分が子供の時と今の英語教育を比較すれば自ずと答えが分かるはずです。




『特定の人がプログラミングをする時代からプログラミングの基礎は誰でもできる時代へ』




時代とともに求められるスキルは変化します。



プログラミングができる人が少なすぎる



次は、現時点でプログラミングができる人が少なすぎるということです。





上図は経済産業省のものになりますが、2019年時点を境にIT人材の供給は減る一方、IT人材のニーズは拡大し続けます。




2030年には、最低でも40万人、最大で80万人もの人材が不足するとのデータが見て取れます。



つまり、この傾向が続けば



ポイント

  • WebやIT関連の開発が遅れる
  • 新しい技術が開発されにくくなる
  • WebやIT関連の開発競争が消極化する




などの問題が考えられます。



ですので、企業としてもIT人材の確保には非常に積極的になっています。



最近はプログラミング経験が乏しい人でもIT人材として雇う企業が多いです。
それだけ社会全体でエンジニアが不足しているということになります。





出典:doda





上図はdodaの統計データになりますが、エンジニア(IT・通信)の求人倍率は10.07倍と、他の業種の比ではありません。





今後もIT人材の減少が見込まれている以上、そのまま黙って見過ごしていては大問題です。



少しでもプログラミングなどのITに興味を持つ人を増やすためにも、義務教育でプログラミングを学ばせるのは必然と考えられます。



まだ先のこととして捉えることもできますが、プログラミングができることで将来的な可能性が広がるのは間違いありません。



世界的に日本のIT教育が遅れている




更に問題なのが、世界的に見ても日本のIT教育が遅れているということです。


プログラミングは英語圏の方が有利ということもありますが、日本のプログラミング教育が遅れているのは事実です。



文部科学省の「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」によると




エストニア2012年にプログラミング教育推進プログラムが実施
小学1年生からプログラム教育がスタート
イギリス2013年に5~16歳の義務教育機関の全学年にアルゴリズムの理解やプログラミング学習を取り入れた教育がスタート
フランス高等学校で、数学の授業の一部としてプログラミング教育が行われる
ICTリテラシーは初等教育から行われる
フィンランド2016年から小学校でプログラミング教育の必修化
ビジュアルプログラミングを取り入れた授業が行われている
ハンガリー2003年からプログラミングやICTを活用した授業が義務教育で必修化
アメリカ州や学校によってさまざまで、必修化はされておらず、選択科目として学べるようになっている
韓国プログラミング教育は2007年から選択科目として導入
ICT教育は必修科目として初等教育から取り入れられる
インド2005年からICTまたは、コンピューターサイエンスとして取り入れられており、初等教育から授業がある



平成26年のデータですがと古いですが、上記のようになっています。



現在は日本でもプログラミングが必修化とされていますが、諸外国では10年ほど前からプログラミング教育が行われていることが分かります。



また、日本ではICT教育(教育のデジタル化)が遅れているのも1つの問題です。



たとえば、日本の教育用コンピューター1台あたり生徒数は4.9人(2020年)に対し、アメリカでは3.1人(2008年)となっています。



つまり、日本のICT教育はアメリカと比較すると10年以上遅れていることが分かります。




ただし、コロナの影響もあり、2023年時点ではコンピューター1人あたり0.9人と大幅に改善されています。



参考:文部科学省「令和3年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」




今後ますます外国人の人材も日本に入ってきますので、日本人が海外の人材に対抗する必要が出てきます。




諸外国の影響、プログラミングの重要性、思考力の向上などが原因で、プログラミング教育が進んでいると考えられます。




プログラミング学習が不要な人



それでは、すべての人にプログラミングが必要なのか?



といわれると、そうではないと思います。



プログラミングの勉強が不要といえるのは



『すでに何かしらの夢があり、その夢をかなえるために努力している人』



のような子供たちです。



たとえば


ポイント

  • アスリート
  • パティシエ
  • 看護師
  • 医者
  • 警察官




などなど、夢があるならその夢をかなえるために努力すれば良いと思います。



プログラミングもあくまで教育の1つにすぎません。




必ずしも学ぶ必要はありませんし、他に興味があればそちらを優先する方が良いです。




ただ


  • 普段は勉強を全くしない
  • 何かしら将来のためになるような経験を積ませたい
  • 子どもの考える力を伸ばしたい



のように考えているなら、プログラミングという選択肢を持っても良いという程度です。




プログラミングが絶対ではありません。
ただ、時代的にもスキル的にも身に付けて損はしないということです。



プログラミングが無駄という考えは問題




ただ、漠然とプログラミング教育を不要と捉えるのは幾分危険なように感じます。


何度もお伝えしている通り、プログラミングで学べることは非常に多くあります。


大切なのは学校教育だけではない



まず


『学校で習うプログラミングはそれほど難しくないのに、スクールなどを利用するのはもったいない』




という意見です。



確かに、学校で学ぶ程度なら追加で学ぶ必要性は薄いです。



ですが、本当に重要なのは



『社会に出た時にプログラミングを武器として使えるようになること』



ではないでしょうか?



英語も、学校の勉強よりも英会話やTOIECが評価されるように、プログラミングも実際に使えるスキル力が重要になります。



子どもの時からプログラミングができるようになれば、大人になったときに大きくリードするのは間違いありません。



現に、20代や30代の大人が学校教育が終わった後にプログラミングを勉強するのもそのためです。



プログラミングをただの教育とみなせばそれで終わりです。



ですが


『なぜプログラミングが重要視されているのか?』



という点に注目すれば、子どもにプログラミングを学ばせるメリットは大きいと思えます。


重要なのは10年後を見据えること



また


プログラミングが良いのは分かったが、プログラミングができないと困るということもないのでは?



と感じる人もいるでしょう。



確かに、現時点においてはプログラミングが必ずできなければいけないというわけではありません。



僕の周りにもプログラミング以外で活躍している人はたくさんいます。



ですが、それは今の話です。



子どもたちが社会に出るのは10年、20年と先のことです。




試しに10年前、20年前を思い返してみてください。



これほどまでにスマホが普及し、多くの人がSNSや動画などに夢中になることなんて想像できましたか?




誰もが予想できなかった未来なのではないでしょうか?



あなたは本当に10年後、20年後の未来を予想できますか?




こればかりは誰にも分からないことだと思います。



ですので、今のうちから新しいスキルを身に付けるために少しずつ動く必要があるのかなとも思います。



将来は分かりませんが、できる限りの対策をすることは良いことだと思います。


社会で起きていることとプログラミングについて





先々のことを言っても分からないことが多いので、今のことについてみていきましょう。



IT業界に携わっていないと、プログラミング関連のことに触れることはほとんどないと思います。



つまり


『分からないからこその不安』



みたいなのも大きいのかなとも思えます。



ですので、現在のIT業界の流れを紹介します。



年齢よりもスキルが重視されつつある




まず、年齢よりもスキルが重視されているということです。



プログラミングやエンジニアと聞くと、若い人を想像するのではないでしょうか?



20代で社長になっている人などが多いのも特徴です。



社長までならなくても…



というのはごもっともなのですが、スキルさえあればなんとかなってしまうのがポイントです。



通常ですと、ある程度の社会人経験を積まなければ給料は増えないのですが、エンジニアは別です。



スキルさえあれば20代で年収1,000万を超えることも良くありますし、独立してフリーランスという人も多いです。


逆に、年齢が高くてもスキルがなければ給料も低くなるのが特徴ですが…


つまり、今までは



『良い大学に入学→良い会社に入社→出世』






みたいなのがよくある流れでしたが、少しずつ変わってきています。




まして、10代からプログラミングに触れていれば重宝されるどころではありません。



この傾向がいつまで続くかは不透明ですが、終身雇用がなくなってきてる点からしても、今後もこの傾向が続くと考えられます。



どの職種でもスキルがあれば選択肢は増えます。
逆に、スキルがないと選択肢が絞られてしまいます。





新しい技術はWebやIT業界から



私たちが使っている


ポイント

  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • YouTube
  • TikTok
  • Amazon
  • PayPay
  • メルカリ



このようなアプリやサービスですが、もちろん全てプログラミングによってつくられています。



サイトやQRコード決済、予約機能なども含まれます。




つまり、私たちが普段使っているサービスのほとんどはプログラミングよって開発されています。





ゲームも遊びも、恋愛、食事、乗り物、電化製品、車などなど



私たちの身の回りの物すべてがプログラムされています。




このような世の中で、何かを作り出せる、生み出せる側にいるということは非常にメリットが大きいです。



何かを作れる側にいるだけで重宝されますし、需要も自然と大きくなります。



これが、実際にIT業界で起こっていることです。



新しい技術はWebやITから生まれています。
何かを作れる側にいるということはとても重要です。



Web業界の優遇制



プログラミングに限らず、Web業界と言うものは優遇されていると感じます。



例えば、エンジニア、Webマーケター、SNSマーケター、SNS運用、デザイナーなどなど


自由に働いているイメージがあるのはWeb業界ではないでしょうか?



もちろん、全員が自由に働いているわけではありませんし、苦労している人もいます。



職業上、自由に働いているように見えてしまうということもあります。



ですが


ポイント

  • フリーランスで働いている
  • 田舎でフルリモートで働いている
  • フレックスタイムで出社時間を調整している
  • 肉体労働ではない
  • 高収入
  • 副業を始めやすい



などから連想されるのは、Web業界であることが多いです。



今後AIなどの発展なども考えられますが、今のところWeb業界は働く自由度が高いのは確かなことです。




日本はフリーランス率が低いですが、アメリカなどでは割と普通です。
フリーランスとしての働き方は今後増えていくと考えられます。





今ある仕事が残り続けるとは限らない



最後に、今ある仕事が残り続けるとは限りません。


これはWebやIT業界に限った話ではなく、社会全体にいえることです。



2015年の12月「AIの導入によって日本の労働人口の49%の仕事が10‐20年以内になくなる」というレポートが発表されました。




ですが、なくなる仕事があるということは、生まれる仕事もあるということです。




最近では、通常のエンジニアよりもAIを扱うことができるエンジニアの方が重宝されています。



これも時代の流れの1つだと思います。



今ある仕事、今目指している仕事が将来残っているかはわかりません。



ですが、10年、20年と経てばなくなっている可能性は十分に考えられます。




これなら大丈夫という漠然とした考えではなく、変化に対応できる力がより求められるように思えます。

子供がプログラミングを学ぶ方法




それでは、子どもがプログラミングを学ぶにはどうすれば良いのかということですが、大きく3つに分かれます。



ポイント

  • 親が教える
  • 独学でプログラミングを学ぶ
  • プログラミングスクールに通う



それぞれ見ていきましょう。


親が教える




まずは親が教える方法です。



親が教えると言っても、プログラミングを教えれる人はごくわずかでしょう。



パソコンの使い方やサイトの使い方などを教えるほか、子どもと一緒に学ぶのも1つの方法だと思います。



子供が小さいとどうしても一人では学習が進まないことが多いです。


子どもと一緒に学ぶことで、親子そろって楽しくプログラミングを学ぶことができます。



親も一緒になって学ぶことで、プログラミングについての知識も増えると思います。
親子で話題が合うのもうれしいポイントだと思います。



価格対応機器対象年齢
Scratch
(スクラッチ)
無料パソコン / タブレット など小学校低学年~
教育版レゴ®
マインドストーム®
EV3 プログラミング
無料パソコン /タブレット / Android など10歳~
プログラミングゼミ無料パソコン /タブレット / Android / iPhone / iPad / Mac など小学校1年生~
Viscuit
(ビスケット)
無料パソコン /タブレット / Android / iPhone など4歳~
Progate無料 / 月額1,078円パソコン /タブレット / Android / iPhone など小学校高学年~




学ぶ内容は前半に紹介した上記のような学習サイトでも良いですし、以下のような本を活用しても良いと思います。



また、スクラッチというのはマウス操作だけでできるプログラミングですので、小さな子供でも始めやすいのが特徴です。














独学でプログラミングを学ぶ



次は独学でプログラミングを学ぶ方法です。



  • すでに子供がプログラミングに興味がある(モノづくりなど)
  • 子どもがある程度成長している
  • 一人で黙々と勉強するほうが好き





という子供の場合は、独学でプログラミングを学ぶのも良いでしょう。



また、どうしても子供の面倒を見る時間がないという人もいると思います。




子供と一緒に教材やサイトを選んで、後は子供が好きなタイミングで取り組むのも良いでしょう。



プログラミングといえどほぼゲームですので、嫌いな子供は少ないでしょう。
ただし、飽きてしまったり興味を示さない可能性もあります。


プログラミングスクールに通ってみる




ある程度本格的にプログラミングに取り組みたいという場合は、スクールを活用するのも良いでしょう。



スクールを選ぶ時ですが、オンラインとオフラインがあります。



住んでいる地域や子供の意向に合わせてどちらにするか考えると良いでしょう





オンラインでプログラミングを学ぶ



デジタネ







受講形態オンライン
料金月額プラン:4,980円/月
年間プラン:3,980円/月
対象年齢小学生~高校生
学習内容ディズニーやマイクラッチと楽しめる教材からHTML、CSS、JavaScriptのような本格的なプログラミングまで



デジタネ(旧D-SCHOOLオンライン)はオンラインで学べるプログラミングスクールであり、国内・海外問わずにどこからでも受講が可能です。



また、オンラインに特化しているということで



ポイント

  • Live配信授業(月に1回ほど)
  • Zoomを使った講師への質問(月に1~2回)
  • チャットサポート
  • コミュニティ機能で作品を共有




など、学習以外のサポートも充実しているのが特徴です。




オンラインですと、小さな子供は慣れていないこともありますので、親がサポートしてあげるのが望ましいです。






コンテンツも100以上ありますので、自発的に進めることができれば、お得にプログラミングを学ぶことができます。



ポイント

  • 動画教材とオンラインイベントで学習
  • 100以上のコンテンツから学ぶことができる
  • ディズニーコースなど、小さな子供でも楽しめるコースあり
  • 年間契約でお得に受講可能







合わせて読みたい




LITALICOワンダー









受講形態オンライン・教室
料金入会金:16,500円(キャンペーンで0円に)
月額:
→教室受講:7,425円、8,525円/90分(60分コースもあり)
→オンライン受講:5,500円、6,875円/60分
(授業料はコースによる)
対象年齢年長~高校生
学習内容スクラッチのような簡単なものから本格的な開発言語の学習まで



LITALICOワンダーは、教室・オンラインどちらでも利用できるプログラミングスクールです。




マウス操作のみでできる基礎的なプログラミングから2D/3Dゲーム制作、Web制作などまで学ぶことができます。




コースの種類も多彩であり、ゲームを作るコースからロボット、3DCGまで作れるようになっています。








ポイント

  • 複数コースから興味のあるコースを選択可能
  • オンラインでは珍しいロボット制作
  • デジタルハリウッドとコラボした3DCG制作
  • プロも使う本格的なプログラミング学習








オフラインでプログラミングを学ぶ



QUREO(キュレオ)プログラミング教室






受講形態教室
料金入学金:教室によって異なる
授業料:9,900円~(60分授業を月に4回の場合)
教材費:0円
対象年齢小学校2年生~
学習内容ゲーム感覚で学べるプログラミングから大学入試を見据えたコーディングまで



QUREOは教室数国内NO.1、全国に3,000教室以上あるプログラミングスクールになります。




小学生から高校生を対象としており、ゲーム感覚で学べる基礎的なプログラミングから、大学入試を見据えた本格的なプログラミングまで学ぶことができます。






小学生向けのプログラミングでは、上図のようにキャラクターと一緒に楽しむ学べます。







高校生向けのプログラミングでは、JavaScriptやPythonといった実際の開発で使われているような言語をもとに学習を進めます。


本格的なプログラミングを楽しみながら学ぶことができるのが特徴となっており、小さな子供でも楽しめるようになっています。







プログラミング能力検定にも対応していますので、都度実力を確認しながら進めることができます。




ポイント

  • IT企業サイバーエージェントが教材を開発
  • 一人ひとりに合わせた個別指導
  • 小学生でも楽しく学べる教材
  • プログラミング能力検定でいつでも実力を試すことができる









HALLO






受講形態教室・オンライン
料金入会金:22,000円
授業料:14,850円(教室50分、オンライン80分)
(授業料は年齢や教室による)
対象年齢6歳~高校生(教室による)
学習内容オリジナル教材Playgram



HALLOは独自の学習教材Playgramを採用しており、ゲームで遊んでいるような感覚で冒険を進め、気づいたら実務レベルのコーディングまで身に付けることができるようになっています。








公式サイトにも学習風景は掲載されており、立体感あるビジュアルで、大人でも続けたくなるような構成になっています。




学習方法としては



ポイント

  • 3~5人の少人数制での授業
  • 自宅学習とレッスンの繰り返し学習
  • 学習管理システムで学習進捗を見えるように
  • 毎月の生徒面談やご家庭への定期連絡



などを取り入れており、楽しみながらもご家庭と塾が学習状況を把握し合えるようになっています。



教室に通えないという人は、オンライン学習にも対応していますので、試しに無料体験授業を受けてみるのも良いと思います。




ポイント

  • やる気スイッチグループのプログラミングスクール
  • 独自の学習教材Playgramを採用
  • 自宅学習と教室でのレッスン、発表の学習サイクル
  • カリキュラムはアメリカのコンピューターサイエンス教育のガイドラインに基づいて作成










紹介したスクールを含め、料金が比較的安いスクールは以下にまとめていますので、良ければ参考にしてください。




合わせて読みたい




まとめ【10年後のためのプログラミング】




本記事では



『プログラミングは子供にとって無駄なのか?学ぶ意味はあるのか?』




ということについて紹介しました。



結論、必ず必要というわけではありませんが、個人的には学んでほしい学問であることは確かです。



プログラミングは近年注目されている分野ですし、プログラミングを学ぶことで得られる恩恵は非常に大きいです。




思考力が高まるだけでなく、WebやITへの知見も高まります。



その時は変化がなかったとしても、何かのきっかけにつながるかもしれません。




Web、IT、AI、ビックデータ、VRなどなど、プログラミングができなければかかわることが難しい分野が次々に現れています。




プログラミングの重要性は今後ますます大きくなりますので、すぐにではなくてもプログラミング学習という選択肢を考えてみても良いのかなと思います。




本記事を通して、プログラミング教育に興味を持っていただけたら嬉しいです。







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