
プログラミングを習得すればリモートワークやノマドで生活ができる?
プログラミングを習得してリモートワークで働けるようになりたい!
毎朝出勤しなくてもよい生活が送れるようになりたい!
のように考えている人はいると思います。
僕も、リモートワークやフレックスタイム、フリーランスなどの自由な働き方を想像しプログラミング学習を始めました。
少し前まで当たり前だった「会社に行って仕事をする」という常識が、最近は薄れつつあります。
特にプログラミングをはじめとするIT業界ではリモートワークが広く普及しており、総務省の情報通信白書によると、半数以上の企業でテレワークが実施されています。
ですが、ここで問題になってくるのが、プログラミングには数多くの言語があり、どの言語でもリモートワークができるというわけではないということです。
具体的に言えば、リモートワークのしやすさが言語によって異なるということです。
つまり、最初の言語選択で誤ってリモートワークが難しい言語を選んでしまうと、せっかくプログラミングができるようになったのにリモートワークができないということになり得ます。
そのため、今回は
ポイント
- プログラミング言語の特徴について
- リモートワークがしやすいプログラミング言語
- リモートワークがしやすいプログラミング言語を習得するために
などを知りたい人におすすめの内容となっています。
リモートワークがしやすいプログラミング言語

結論、リモートワークがしやすいプログラミング言語PHPとRubyです。
それぞれの特徴を解説していきます。
PHP

PHPはプログラミング言語の中でも需要が高く、案件数も多いことが特徴です。
また、学習難易度が低いため、プログラミングを始めて勉強される方にもおすすめできる言語となっています。

HTML・CSSの後はPHPという話も聞いたことがあるのではないでしょうか?
そのくらい初心者向きということです。
さらに、フレームワークの種類が豊富にそろっているため、使いこなすことができるようになれば、開発時間を大幅に短縮することなども可能となっています。

フレームワークとは、Web開発に必要な機能があらかじめ備わっているものです。
一から全部作ると大変ですからね。
また、HTMLなどのサイト制作にも活用することができるのも魅力です。
HTMLやCSSは最初の段階で学びますので、プラスαでPHPができると差別化を図ることができるため、案件も取りやすくなります。

開発系の仕事は高収入になりますが、その分初心者向きではありません。
初心者でも始めやすいWeb制作にも使えるのも良い点です。
ただし、実務経験がない状態ですと単価がなかなか上がらないのが現実ですので、一度就職されて2,3年の経験をするとかなり自由度高く働くことができるようになります。
Ruby

Rubyも特徴としてはPHPとほとんど同じで、学習難易度が比較的低く、リモートでの案件も多くなっています。
スタートアップやWeb系のベンチャー企業で用いられていることが多いのも特徴です。

PHPとRubyを比べると、若干PHPの方が簡単です。
また、Rubyは日本で開発されたプログラミング言語ですので、ネット上に日本語での説明が多くあるというのが、ほかの言語と大きく異なるところです。

ネット上の情報が多いということは調べやすいということです。
その分勉強がしやすくなりますので、初心者でも取り組みやすいですね。
また、PHPと異なる点としては、PHPはWeb開発で使われることが一般的ですが、RubyはSNSやスマホアプリ開発にも使用することができるという点があります。
つまり、Rubyのことが汎用性が高いということですね。

あれこれやりたくなった時に融通が利くのはRubyの方です。
RubyもPHP同様に、就職し、2,3年の実務経験を積むことでより自由度の高い働き方ができるようになるでしょう。
Pythonはどうなの?

Pythonはどうなの?
という声がありそうですので、追加しました。

Pythonは人気ですからね!
実は、Pythonもリモートワークには向いています。
と言いますか、PHPとRubyに次いで向いているくらいです。
理由としては、PythonでもPHPの代わりにWeb開発の言語として採用される場合がありますので、リモートワークで働ける可能性は十分にあります。

リモートワークに適したプログラミング言語はWeb開発関連が多いので、Web開発ができる言語はリモートワークの対象となりやすいという特徴があります。
ただし、PythonはPHPほどの求人数があるわけではありませんし、PythonでWeb開発に関わることは少ないので、これから普及することを願いましょう。
その他の言語について(Web制作・フロントエンド)
おそらく

他の言語についても知りたい!
という声もありそうですね。
PHP、Ruby、Pythonと、全てバックエンドのWeb開発系に固定されていましたので、他の分野について補足します。
この3つの言語の次に挙げるとすると、Web制作系全般と、JavaScript関連のフロントエンド開発となります。
フロントエンドとバックエンドについて知りたい人は以下の記事が役に立ちます。
Web制作に関しては1人で完結することもありますので、リモートワークの案件やクラウドソーシングでの案件も充実しています。

Web制作で扱うHTMLやCSSは厳密にはプログラミング言語でなかったり、どうしても低単価という特徴がありますので、気にしておくようにしましょう。
また、Web制作に興味があればロードマップを用意していますので、確認してみてください。
また、JavaScriptもPHPやRuby同様の役割を持っていますので、リモートワークのしやすさに関しても同様の結果となります。
こちらも正確にはPHPはユーザーが見えない部分、JavaScriptはユーザーに見える部分を扱うという違いはあります。
1つ懸念点としては、JavaScriptは単体で使われるというよりは、PHPやRubyがあってこそという感じもしますので、PHPやRubyのスキルも身に付けたいです。
もちろんJavaScriptのみの開発もありますが、PHPなどのバックエンドと併用で使われることが多いということは覚えておくようにしましょう。
リモートワークにおすすめできないプログラミング言語とは?

有名なプログラミング言語の中でリモートワークに適さない言語は、JavaとPythonです。

さっきPythonはリモートワークしやすいって言ったじゃん!!
と言いたい気持ちは分かりますが、ちゃんと解説します。
Javaについて
一つずつ見ていくと、Javaは数あるプログラミング言語の中でも案件数が非常に多く、また需要も高いことから給料が高いのが特徴です。
ですが、Javaは大規模な案件で用いられることが一般的となっており、リモートワークよりは常駐の案件が多くなっています。
リモートワークを取り入れているベンチャー企業よりは、言語の性質上、企業の業務システムや金融機関の会計システムで活用されます。
言語としての難易度も高い分、保守面の難易度も高いので、社外に持ち出すという働き方には適していないことが多いです。

JavaでWeb開発やアプリ開発はできないの?
という意見がありそうですが、JavaでもWeb開発をすることはできます。
ただし、Web開発を得意にする言語はPHPやRubyとなっていますし、PHPやRubyの方が扱う難易度も低いので、わざわざJavaを使うということはほとんどありません。

Javaでもリモートワークが全くないわけではありません。
ただ、習得難易度や働き方からしても、初心者がJavaから始めることはおすすめできません。
Pythonについて
確かに、先ほどPythonはリモートワークがしやすいと言いましたが、それはPythonでWeb開発を行う場合です。
繰り返しになりますが、Web開発系はリモートワークに適していますので、Pythonがリモートワークに向いているというよりは、Web開発系だからリモートワークができるというわけです。
ですが、おそらく多くの人がPythonに抱く印象はAI開発だと思います。
AI開発以外にも、Pythonが得意とする分野としては、機械学習やデータ分析となっていますが、これらの案件の場合はリモートワークに対応していないことが多いです。
こちらもJava同様に機密情報を扱うという点からセキュリティ上の問題がありますので、どうしても常駐での対応となることが一般的です。

JavaやPythonは人気のある言語ではありますが、一方でリモートワークには適さないというデメリットもありますので、リモートワークを望むならPHPやRubyを選択される方が確実です。
まとめ【リモートワークができるエンジニアになろう】

今回はリモートワークがしやすいプログラミング言語について紹介しました。
プログラミングを学ぶ理由は人それぞれですが、言語によって特徴が大きく異なります。
そのため、給料や案件数だけでなく、自分が学ぼうとしている言語の特徴を把握してから学習を始めるようにしましょう。
今回紹介したプログラミングを始め、IT業界はリモートワークやフレックスタイムなどの制度が整っており、その働きやすさからも日々人気が高まっている業種です。
一部では「未経験からエンジニア転職は無理」ということも言われていますが、そのようのことは決してなく、IT業界の人手不足は今後も続く予想となっています。
中には未経験からでは難しい業界もありますが、IT業界は未経験からであっても十分エンジニアとして活躍することができます。
実際に、僕の知人でも30代後半や40代の未経験からITエンジニアに転職し、エンジニアとして活躍されている方はいます。
ですので、特に20代などで「今からでは遅い…」とあきらめる必要は全くありません。
重要なことは行動することであり、現状に対して何かしらの不満があったり、ITエンジニアという職種に可能性を感じているなら、ただ理想とするのではなく、行動して現実のものとする努力をするようにしましょう。
本記事をきっかけに、一人でも多くの方がエンジニアの道に挑戦されることを楽しみにしています。