
プログラミングスクールの卒業生が役に立たないのは本当なの?
プログラミングスクールを卒業しても就転職はできないの?
プログラミングスクールの卒業生が使えないなんてあるの?
など、これからプログラミングスクールの受講を考えている方なら心配になることだと思います。

僕も改めて考えると心配になりますね。
プログラミングスクールのホームページを見ると、華々しい結果が出ている反面
「プログラミングスクールの卒業生は使えない」
などの意見があると「え…」ってなりますよね。
実際に、僕もTechAcademyというプログラミングスクールを卒業し、Web制作で月10万ほどまでは稼げるようになりました。
そのことも交えながら紹介します。
本記事は
ポイント
- プログラミングスクールの卒業生が使えないとはどういうことか?
- プログラミングスクールに通うのは意味がないことなのか?
- プログラミングスクールよりも独学の方が良いのか?
などが気になる人におすすめの内容となっています。
また、Web制作ではありますが、未経験の状態からのステップアップを以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。
プログラミングスクールの卒業生は使えないのか?

結論
使えないです
ちょっとショックなことかもしれませんが、仕方のないことです。

あまり肩を落とさないでください。
ただし、全くスキルが身につかないとか言うわけではありません。
僕自身もプログラミングスクールに通いましたが、通ったこと自体に後悔はしていません。

むしろ、良い経験ができたなと思っています!
ですが

役に立たなかったら意味がないのでは?
と思うはずですので、次で詳しく紹介します。
プログラミングスクールに通う意味はないのか?

プログラミングスクールに通う意味がないように感じられたかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
理由としては
ポイント
- 独学で頑張っても時間の無駄になる可能性がある
- 独学での挫折率は約90%
- プログラミングスクールは0→1を作る場所
などです。
1つずつ見ていきましょう。
独学で頑張っても時間の無駄になる可能性がある
まず、独学で頑張っても全く意味なく終わることがあります。
僕は大学でプログラミングを少し触ったことがありますが、全くわかりませんでした。
そもそも、初心者がぶつかる壁としては
ポイント
- どの言語から始めれば良いのか?
- どのツールを使えばよいのか?
- プログラミングで作れるものは何か?
- Macでないとプログラミングはできないのか?
など、プログラミングをする以前のものであることが多いです。

ぶっちゃけ僕もよくわかりませんでした。
つまり、このような場所で躓いていたら、プログラミングのスキルは上達しません。
一方のスクールなら、事前にカウンセリングもありますので、自分のやりたいことに適したアドバイスがなされます。
ほぼ完ぺきなスタートで始めることができますので、最初の躓きは極端に減ります。

スクールに通われない方でも、最低限無料メンター相談くらいはしておいた方が良いです。
独学での挫折率は約90%
また、最初の段階で躓くと、挫折もしやすくなります。
「こんな訳が分からないものなのかよ~」となりますね。

実際に、侍エンジニア塾の調べによると、独学でのプログラミング挫折率は87.5%となっています。
つまり、約90%の人がプログラミングの独学に失敗しているということです。
また、どのような点に問題があったのかということですが

「不明点を聞ける環境になかった」が40.8%、「エラーが解決できなかった」が36.3%となっており
モチベーションの問題などが続いています。
ここで勘違いしてほしくないことなのですが

エラーは調べたら大丈夫でしょ?
みたいに思われるかもしれませんが、プログラミングのエラーというのはそんなにたやすいものではありません。
時にはググっても解決されないことがありますので、そうなれば完全に八方塞がりです。
個人的な考えですが、数日間同じ問題に対して考えることができるなら独学で良いです。
そうでなければ、独学は厳しいです。

プログラミングのエラーと、私たちの身の回りのエラーは訳が違いますので、一緒にしないように!
プログラミングスクールは0→1を作る場所
では、プログラミングスクールの価値とは?
という疑問ですが、これは0→1を作る場所という認識で良いでしょう。
また

0→1なら独学でも作れそうだけど?
と思う人もいるかもしれませんが、プログラミングの1は自分で何かが作れる程度です。
つまり、独学で頑張ってもそのほとんどは0のままです。
- 全くできなかったけど、簡単なアプリなら作れるようになった
- 簡単な依頼なら対応できるようになった
- 1案件数万円程度のWeb制作なら対応できる
というのが、スクールで得られるものです。

企業などの現場から見ればまだまだですが、それでも自身が持てるほどにはなります。
プログラミングスクールに通う際に意識すること

では、プログラミングスクールに通う際に注意することは?
ということですが、主に
ポイント
- プログラミングスクール以外でも積極的に学ぶようにする
- 問題は常に自分で解決する気持ちで取り組む
- 目的に合ったプログラミングスクールを選ぶ
となっています。
それぞれ見ていきましょう。
プログラミングスクール以外でも積極的に学ぶようにする
プログラミングスクール以外でも、余力のある人はどんどん学んでいきましょう。
プログラミングスクールに通っていれば、本での学習も良い練習になります。

スクールは問題数が限られていますので、独学と合わせることで練習の機会を設けることができます。
他にもUdemyなどの動画学習もありますので、利用できるものは使っていきましょう。
問題は常に自分で解決する気持ちで取り組む
スクールに通うことのデメリットとして、常に頼れる存在がいることです。

良いことでは?
確かに良いことですが、問題は頼りになり過ぎるということです。
基本は、自分で考えて、自分で調べます。
どうしても無理な場合に質問するくらいがちょうど練習になります。

自分で調べる習慣を身に付けないと、1人になったときに困ります。
質問するなら
- 〇〇をしたくて、〇〇のように検索したけど分からなかったので教えてほしい
- 自分では〇〇だと思っているけど、うまくいかないので、何か解決策を教えてほしい
などが良いでしょう。
できるだけ自分が成長できるようにするのが良いです。
目的に合ったプログラミングスクールを選ぶ
最後は、目的に合ったプログラミングスクールを選ぶことです。
当然のように感じるかもしれませんが、割と難しいです。
人気があったり聞いたことのあるスクールはなんとなくわかりますが、スクールの特徴を理解するのは大変です。
例えば
ポイント
- テックキャンプ:副業よりは転職向けのスクール。現役のエンジニアではないが、教えることを専門にした人が対応
- TechAcademy
:講師は通過率10%を通った現役のエンジニアのみ。どちらかと言えば、副業系のコースが充実
- RUNTEQ:現場レベルに到達できる1,000時間の学習が魅力。ハードだが、周りと差を付けたい人におすすめ
- ZeroPlus
:プログラミングスクールでは珍しく、フリーランスを目指す。Web制作のみのカリキュラムに厳選。
など、スクールによってそれぞれ特色があります。
副業がしたいのに転職系のスクールを選んでしまったり、フリーランスを目指しているのに通常のスクールに通っていては
スクールの良さを味わうことができずに終わってしまいます。

後にスクールに通っても意味がなかったと言うのがオチです。
ですので、プログラミングスクールを選ぶ際は
自分がプログラミングを通して成し遂げたいことは何か
と言うことを明確にしてから決めるようにしましょう。

目的がハッキリしていないと、迷って何もせずに終わってしまいます。
プログラミングスクールの卒業生が使えるようになるためには?

では、実際にプログラミングスクールの卒業生が使えるような存在になるためにはどうすれば良いのでしょうか?
こちらも結論から述べますが
勉強するしかないです
プログラミングスクールの卒業生は、そもそものスキル自体が乏しいので
少しでもコードを書いて慣れる必要がありますし、スキルの幅も広げる必要があります。
ですが、勉強のことばかりでも嫌になりますので
スキルアップ以外でできることを紹介します。
具体的には
ポイント
- ポートフォリオを充実させる
- クラウドソーシング以外でも仕事を探す
- とにかく調べる・考える・作るを繰り返す
のような感じです。
順番に説明しますね。
ポートフォリオを充実させる
「そもそもポートフォリオとは?」
という人もいると思いますので、簡単に説明しますと
プログラミングやWebデザインなどの仕事で自分のスキルを証明するためのものです。
自分で一から作ったWebサイトやアプリをポートフォリオ(自分のサイト)にまとめます。
そうすることで、面接や契約をするときなどのスキル証明として使うことができます。

簡単言うと、クリエイター専用の履歴書みたいなものです。
ちなみに、プログラミングスクールでもポートフォリオを作る過程は基本存在します。
ただ、1つ作って終了というのが多いので、その後は自分で作る必要があります。

独学の時も、ポートフォリオを作ることを目標にしていきましょう。
コツとしては、同じものを作るのではなく、できるだけ異なるものを作れた方が良いです。
例えば、Web制作に焦点を絞ったとしても
- LP系のコーディング
- 企業のコーポレートサイト
- EC系サイト
などです。

「この人はこのようなものが作れるのか…」と知ってもらうことを第一に考えましょう。
クラウドソーシング以外でも仕事を探す
ポートフォリオをある程度作ることができたら、今度は仕事を獲得できるように行動しましょう。
ちなみに、クラウドソーシングはクラウドワークスなどのことです。
ここでよくありがちなのが、プログラミングの勉強をしているのに、一向に仕事を獲得しようとしない人がいます。

非常にもったいないです。
「本当に仕事をもらうことができるのか」と不安になるのはよくわかります。
ですが、実践の中で学ぶこともありますし、行動せずに勉強ばかりしていてもスキルは向上しません。

野球でも、永遠と素振りをしていても意味がないですよね。
ちょっと不安というくらいでちょうど良いです。

それでも不安…
と思う人もいると思いますが、スクール卒業レベルなら基礎はできています。
ちなみに、僕が利用したTechAcademyでは、実際にお金をもらいながら副業ができるサービスがあります。
副業が目的の人には大変おすすめです。

クラウドソーシングはレッドオーシャンでは?
と悩まれる方は、SNS発信や企業へ交渉してみても良いでしょう。
ただし、このような方法を採るなら、より実力が必要になります。

1つの方法に縛られることなく行動できると有利ではあります。
とにかく調べる・考える・作るを繰り返す
ここまでで、仕事を獲得するイメージはできたと思います。
ですが、中々うまくいかないことの方が多いと思います。

全く仕事を獲得できないことも珍しくありません。
そのような場合は、根性論のようになってしまいますが、調べる・考える・作るを繰り返すようにしましょう。
先ほども言いましたように、スクールを卒業するレベルですと、ある程度調べる能力も身についています。
それなら練習するのみです。

練習をすれば、スキルも同時に伸びますしね。
YouTubeを見る、検索して調べる、本で学習する、自分なりに工夫して何かを作る
など、できることは山ほどあります。

ここで自分で問題を解決するという能力が試されますね。
自分なりに考えて頑張っていきましょう。
まとめ

というわけで、今回はプログラミングスクールの卒業生は使えないのか?
ということについて紹介してきました。
結果としては、確かにプログラミングスクールを卒業した時点で役に立つ人は稀です。
ですが、それは経験値的にも仕方のないことですし、数年後には活躍することも十分可能です。

自動車でも、教習所はあくまで通過点ですよね。
また、プログラミングスクールは0→1を築くには最適な場所となっています。
プログラミングスクールなんて通わかくても独学で十分
みたいな声もありますが、そんなことは無いですからね。
自分がどうしたいのかということをよく考えて、後悔のない選択をしていきましょう。